能登町の新しいお土産として、(株)奥能登元気プロジェクト様と ひらみゆき農園の共同開発で、ブルーベリーカレーが発売されました。何度も試作を重ねて、何人ものシェフの手を渡り、やっとブルーベリーを生かした美味しいカレーになりました 。
能登観光の新しいお土産にブルーベリーカレー
私はブルーベリーを通じて能登町の活性化を図るという目的をもって農園を運営しています。自分たちの作るブルーベリーをただ販売するだけではなく、ブルーベリーを活かして新たな商品を開発し、季節を問わずブルーベリーを楽しんでもらえる事は出来ないかと考えました。
ブルーベリー農家は加工品も考える
ブルーベリーは1年を通して3ヵ月程しか実をつけません。収穫時期を過ぎると後は冷凍か加工品となります。私たち農家は収穫時期を過ぎると、今度は加工品の開発・販売に勤しむ事になります。
加工品はこれまでソースや染料等を考えてきました。他にも色々とアイディアはあったのですが、中々販売までには至りませんでした。商品を開発し流通させるという事は専門知識のない私たちにとってとても難しく、正に畑違いの業務でした。
規格外のブルーベリーを活用したい
ブルーベリー農家は収穫期になると毎日選別という商品の仕分けを行います。収穫したブルーベリーの中には規格外のものもある為、美味しいブルーベリーをお客様に届ける為にもとても重要な作業です。この規格外のブルーベリーは収穫期に結構な数が出てきます。普通に食べられるのだけど生で出荷は出来ない、小さいだけで農家にとってはこれも同じ気持ちで育てた大事なブルーベリーですので、捨てるのはもったいないといつも思っていました。
他の農家さんも巻き込めば材料は不足しない
私が勿体ないと思っている規格外のブルーベリー、きっと他のブルーベリー農家さんも同じ気持ちに違いない。他のブルーベリー農家さんから規格外のブルーベリーを買い集めれば結構な数になるし、規格外のブルーベリーを買ってもらえれば農家さんも喜ぶに違いない。
大切なのは仕組み作り
能登町にはブルーベリー農家が130軒ほどあって、ご夫婦で営農されている小さな畑が点在しています。能登はブルーベリーの産地なのです。
私が「もったいない」と思っているこの規格外の果実。きっと他の大勢の農家さんも同じ思いに違いない。。。そんな考えから、他の農家さんの規格外の果実も買い取り、カレーやソースに有効利用していくことを始めています。そしてこの農福連携で完成した「能登町ブルーベリーカレー」は、能登町のブルーベリー農家なら、誰でも取り扱える商品にしよう!町のブルーベリー農家さんが、みんな喜ぶ形にしよう!と仕組みを作りました。
この仕組みについては、今年度の能登町ブルーベリー生産組合の総会、出荷会議で農家さんに発表させてもらいます。先輩農家さんばかりの中、どんな風に受け取ってもらえるかドキドキしますが将来、能登町でブルーベリーをやりたい!と思う人が増えてくれるといいなぁ。
持木能登町長にご挨拶

発売前に完成品を持って能登町の持木町長にご挨拶させて頂きました。町長からは農業による地域おこしについて励ましのお言葉を頂き、小さな一歩を実感出来ました。
売っているお店
能登町
- 道の駅桜峠
- のとのファクトリー
- 国民宿舎やなぎだ荘
- 能登観光情報ステーションたびスタ
- 竹次郎
- 百楽荘
- 楽天市場のと味
珠洲市
- 道の駅すずなり(珠洲市)
輪島市
- 道の駅のと空港(輪島市)
羽咋市
- 道の駅羽咋のと千里浜(羽咋市)
金沢市
- 百楽荘
- おみやげ処(金沢駅・6/14〜カレーフェア)
食べられるお店
- 竹次郎(能登町)
- 百楽荘(能登町、金沢市)
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